大人の治療例
(中高生~成人)

前歯が出ている、出っ歯(上顎前突・上下顎前突)

  • 【15歳男性】すきっ歯と出っ歯を治したい(非抜歯治療)

    〖主訴〗:すきっ歯と出っ歯が気になる。
    主症状:空隙歯列、正中離開、上顎前突
    初診時年齢:15歳 男性
    動的治療期間:1年9ヵ月
    治療内容:非抜歯治療にて出っ歯を改善した症例です。出っ歯を改善するため、上顎には矯正用アンカースクリューを使用し奥歯を固定することで、歯の隙間を閉じながら出っ歯の改善を行い、下顎は歯列を拡大し歯牙の配列を行い、上下の幅径の調和をはかり適切な咬合関係が得られました。

    治療費(税別):矯正費70万円 毎回の処置料5,000円
    治療におけるリスク:治療中の歯の痛みや歯肉退縮、歯ブラシが不十分であると治療中に虫歯や歯肉炎をおこし、治療期間も余計にかかる心配があります。また、装置撤去後に保定装置をきちんと使用しないと後戻りを起こします。正中離開は後戻りをしやすいため、保定装置の使用が大切です。

  • 【12歳女性】出っ歯で口が閉じづらい(抜歯治療)

    〖主訴〗:前歯が出ていて口が閉じづらい。歯の凸凹
    主症状:上顎前歯の唇側傾斜、上顎前突、叢生、口唇閉鎖不全
    初診時年齢:12歳 女性
    動的治療期間:3年2ヵ月
    治療内容:主訴である出っ歯を治すため、上顎の左右第一小臼歯2本を抜歯し、アンカースクリューを固定源に前歯を後退させる治療を行いました。上顎の前歯が突出しており、口元の突出感がかなり強く、上下の歯が噛み合っていない部分もある難しい症例でした。
    治療期間はやや長期となってしまいましたが、口元も改善され、患者さんにも満足して頂けた症例です。
    治療費(税別):矯正費72万円 毎回の処置料5,000円
    治療におけるリスク:歯の移動に伴う歯の痛みや歯ブラシが不十分であると治療中に虫歯や歯肉炎をおこします。また、歯肉退縮によるブラックトライアングルや装置撤去後に保定装置をきちんと使用しないと後戻り起こすこともあります。前歯の後退量が多いため、歯根吸収を起こすリスクもあります。